作る側か受け取る側か、それが問題だ。

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かなり重要な問いかけだと思うのです。
この言葉はずいぶん前にスティーブジョブズさんの話の中で知った気がします。話の全体像は忘れてしまったのですが、この部分のフレーズはしっかりと頭に残りました。

コンテンツに関わる人はどちらかに分けられる

コンテンツというのは音楽や動画、ゲームなどの中身を指しているのですが、そのコンテンツに関わる人は大きく2種類に分けられます。
コンテンツを作る側の人とそれを受け取る(操作したり聞いたり観て楽しんだり)側の人です。
どちらの立場に自分がいるのかということを理解することはとても大切なことだと思います。

デバイスが発達してますます消費者は快適になる

iPhoneをはじめとしたスマートフォン。
iPadなど大画面でコンテンツを楽しめるタブレット。
さらにはヘッドマウントディスプレイなど、臨場感あふれるバーチャルリアリティなど。
こうしたデバイスの発達はさらに消費者を快適にしてくれます。
煩わしい手間もなくほとんど考えることもなく、消費者はいろんな楽しみを味わえるようになります。

生産者と消費者との差は開く一方

多くのデバイスが登場することによって生産者側はより複雑な作業を強いられるようになります。
想像力が必要とされ、手間暇かけて一つのコンテンツをつくらなくてはいけません。
消費者側はどんどん手間がなくなり、より快適な消費行動へと向かっていきます。
この差は開く一方です。
考える能力の開きもこれに比例して開いていくような気がします。
生産者として手間暇をかけて想像していくのか。手間なく誰かが用意してくれた快適なコンテンツを消費するのか。
コンテンツに関わる時には自分がどちら側の人なのか、意識してみると面白いと思います。