僕の取引先の会社の社長が、部下に言った言葉です。
横で聞いていて大きくうなづいてしまいました。
どちらの視点で考えたか?
例えばあなたは商品事業部でオンラインショッピングの立ち上げを任されました。
まずは販売する商品を決めなくてはいけません。
「うちの会社で扱っている商品を並べればいい」と考えてしまった人は自分都合の仕事の考え方です。
オンラインショッピングでお客様がどんな商品を求めているのかを調査した上で、商品をラインナップし自社で扱いのない商品は仕入れ交渉をして店舗に並べる。それこそがお客様の都合を優先した仕事のやり方です。
送料はどうか。
自社で取引がある運送会社の送料を何も考えずに設定してしまうようではだめです。
送料を決める前に、競合店舗がどのような料金設定になっているのかを調査するのは当たり前です。その上で、自社のとるべきポジションを考えて送料を決定する。
競合他社と送料を合わせると利益を圧迫する場合には、商品の販売価格を変更したり、商品を組み合わせて販売するなど、工夫が生まれてきます。これこそが仕事ですよね。
そもそものゴール設定
一つ一つを上のように検証していくこともできますが、もっと根本的な部分の確認も有効です。
それは、その仕事のゴールがきちんと設定されているか。見えているか、ということです。
例えばオンラインショッピングの立ち上げのゴールは、ショッピングサイトを構築することではなくショッピングサイトで売り上げを上げて利益を確保し、会社に貢献することです。
また、利用者に対して満足や付加価値を提供することこそがゴールだと言えます。
これらのゴールから逆に考えていけば、オンラインショッピングを立ち上げる際に重要なことは自ずと頭に浮かんでくるはずです。