35mmと50mmというとかなり画角が近いので、両方持つのはもったいないと思ってしまう人が多いのでは？
僕がその一人でした。が、実際に２つのレンズを購入して使ってみると、かなり違いが大きいことに気がつきます。今回は35mmGMについて少し書いてみます。50mmGMに興味がある方は「50mm1.2GMがやばい」をご覧ください。
50mmGMと同じXDリニアモーター搭載でAFが早い
35mmGMはとても早いモーターXDリニアモーターを搭載しています。50mmGMや135mmGMにも搭載されているやつです。
50mmGMと135mmGMはXDリニアモーター4基に対して35mmGMは2基ではありますが。動き物に十分対応できる早さです。
そして最短撮影距離が0.4mとかなり近づいて撮影することができるところも嬉しいです。ちなみに50mmGMも最短撮影距離は0.4mですので、大きく撮れるという意味では50mmGMの方が有利ではあります。
動きの早い猫も、この通りばっちりAFで捉えることができます。
35mmにしか撮れない距離
35mmが重宝するのは被写体までの距離が短い場所です。僕が35mmをよく使うのは牛舎での猫撮影です。
まず牛舎は暗いですので、f1.4の明るいレンズはかなり助かります。そして牛舎は場所によっては被写体までの距離がかなり近い場所が多いのです。50mmですと猫のアップ写真を連発してしまうところが35mmになるとちゃんと背景と猫を写し取ることができるようになります。たった15mmしか違わないのに、実際に写してみるとかなり大きな違いが出ます。
ボケと解像度も50mmGMに匹敵するくらい綺麗で、文句がありません。
唯一気になるのが解放f1.4で撮った時の周辺光量落ちです。が、暗い場所で撮る場合にはあまり気になりませんし、どうしても気になる場合はライトルームなどである程度補正もできますのでさほど大きな問題にはなりません。
35mmGMでf2.0で撮った写真がこちら。後ろのボケ具合、なかなかでしょ。f2.0だと周辺光量の低下もほとんどありません。
35mmf1.4は50mmよりも安く手に入れることができ、重量も軽めです。悩んでいる人は一度手にとって見てみることをお勧めします。
