α9マニュアル 1of3

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なぜかソニーのα9には操作関連のマニュアル本が出版されていません。かろうじて、「作品づくりのためのSONY α7Ⅲ Series &α9プロフェッショナル撮影BOOK」というものが出版されているのですが、他にはありません。なら、α9ユーザーの僕が作ってしまおう!ということでα9に関してのマニュアルを作ってみました。

α9操作マニュアル(初期設定編)

バージョン確認

α9の2021年9月時点の最新バージョンはVer6.00です。手に入れたα9が最新のバージョンになっているかどうかをチェックしておきましょう。確認は、カメラのメニューから下のように行います。

↑セットアップ>7ページ目

↑Verのところの数字をチェックしてください

α9のver6は動物の瞳AFの機能の強化やインターバル撮影機能の追加、フォーカス枠の色の変更ができるようになるなど、大きな改善がされています。もしVerが古い場合にはバージョンアップをしておくことを強くお勧めします。
バージョンアップのURLはこちらです。

ファイル名設定

他のカメラを保有していたりα9を二台持っていたりした場合に、どのカメラで撮影したファイルかが一目でわかるようにファイル名を工夫しておくと便利です。僕の場合は、ファイルの先頭文字をA9_としてファイル名の管理をしています。

↑セットアップ>5ページ目

↑ファイル名の先頭3文字を変更します

ファイル保存形式

α9ではRAW形式、JPG形式の2週類から保存するファイルの形式を選択できます。僕は撮った写真をRAWとJPGの両方で保存する、RAW+JPGを選択しています。
僕は普段JPGで写真の管理をしています。ソフトはアドビのLightRoomCC。どうしてもJPGでは現像に無理が出る場合のみ、ハードディスクにバックアップしたRAWデータを引っ張り出してきて触るという感じです。

↑画質/画像サイズの1ページ目

↑RAW、RAW+JPG、JPGの中から選択

α9はSDカードスロットが2基搭載されていますが、下段のスロット1のみUHS-Ⅱ対応になっています。なので、お使いのカードがUHS-Ⅱの場合は下段のスロット1を利用するようにしてください。なお、僕のようにRAW+JPGの保存方式にする場合、RAWとJPGをそれぞれスロット1、スロット2などに割り振って保存することもできます。僕は一つのカードにすべて保存しています。スロットの使い方でカードへの書き込みスピードが若干早くなったり遅くなったりしますが、相当連写をする人でない限り撮影にはほぼ影響はないと思います。

AFとシャッターに関する設定

シャッターボタンを押したけどシャッターがきれなかった!という人はここをチェックです。

↑AF1、5ページ目

AF-Sというのはシングルオートフォーカスのことで、左のダイヤルが「AF-S」の時の動作です。つまり、被写体に向けてシャッターボタンを押した時に「ピピっ」と鳴ってAFが一度だけ合うモードですね。このモードでは止まっている被写体や景色などを撮影することが多いのではないかと思います。ですので、「フォーカス優先」にしてフォーカスが合った時だけシャッターが切れるようにしておくと良いでしょう。

対してシャッターボタンを半押ししている間中ずっとAFが動作し続けるAF-Cでは「フォーカス優先」にしているとシャッターボタンを押してもシャッターが思ったように切れないことがありますので、バランス重視またはレリーズ優先(シャッターボタンを優先する)にしてシャッターチャンスを逃さないようにしておくと良いでしょう。

ピーキング設定

AFの話が出てきたついでにピーキングについて。α9ではピントがあっている箇所を強調表示するピーキング設定というのがあります。僕は使っていませんが、ピントが苦手な人は使ってみるといいかもしれません。



ピント補助の13ページ目


使う場合は「ピーキング表示」を「入」にします。

ピーキングレベルは高、中、低から選べます。色はレッド、イエロー、ブルー、ホワイトの4種類から選べます。実際にいろんな組み合わせを試してみて自分の撮影場所に合ったものに決めるのがよいでしょう。

とりあえず、今回はここまで。
親指AFの設定をはじめ、オートフォーカスを追い込みたい方はAFに関して細かな設定をご覧ください。

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