望遠レンズの特性を生かした猫写真

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望遠レンズは猫写真にとってなくてはならない存在です。
ここでは軽くて小さいオリンパス(マイクロフォーサーズ)の40-150mm(フルサイズ換算80-300mm)での猫写真の撮り方をご紹介します。

猫が夢中になっているシーンを邪魔せず撮影できる

何と言っても望遠の魅力は猫からある程度離れたところで撮影ができることです。

猫が何かに夢中になっている状態の時に近づいてしまうと、猫の気が散って動きが止まってしまうことがあります。望遠だと、猫に気付かれずに撮影することができます。

こちらは、猫がネズミを捕っているところ。
気付かれないように、遠くから撮影したものです。

こちらはカマキリと遊んでいるところを撮影したものです。
広角や標準で近づくと遊びをやめてしまうことがありますので、遠くから狙う必要があります。

こういう場面ではやはり望遠レンズは頼りになります。

しかも、オリンパスの40-150mm F2.8PROはAFスピードが早いレンズですので、動いている猫の撮影にはもってこいなのです。

引き寄せ効果

望遠レンズを使うと被写体と背景が近づいて見えるという効果があり、これを引き寄せ効果と呼びます。

例えばこちらの写真。

猫の後ろの神社が大きく写っています。実は猫と神社との距離はかなりありまして、標準レンズなどで写すと神社がとても小さくなり背景が散漫になってしまいます。

ボカし効果

望遠レンズは被写体の前後を大きくぼかすことができます。

上の写真は階段で眠たそうにする猫の写真ですが、階段の奥行きがあまりないために普通に撮影すると、ぼかすことが難しく猫の寝顔を強調できません。

絞りを最大まで開いても、標準レンズや広角レンズだと顔の部分以外をぼかすのは難しいでしょう。また、広角系だと近づいて撮影する必要もありますので猫を起こしてしまうという危険性もあります。

この写真も三匹の仔猫の目だけをシャープに写し他をボカしたいために望遠を使っています。

猫が自然に遊んでいる姿の撮影や、ボカしをコントロールしたい場合、背景を大きく写したい場合に望遠レンズは役にたちます。ただ、望遠レンズはブレやすいレンズですのでいつもよりシャッタースピードは早めに設定しておくことをお勧めします。

レンズの特性を生かした猫写真
魚眼レンズの特性を生かした猫写真

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