猫を撮影していて気づいた撮影の注意点(カメラの使い方編)

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僕の猫撮影は、自分の家で飼っている猫をiPhoneで撮るところからスタートしました。
その後ミラーレス一眼を入手して家の猫を撮影したところ、背景がボケた「それっぽい」写真になってとても感動したことを覚えています。
それからちょくちょく外でも猫を撮るようになって、猫島などにも行くようになりました。

写真家の岩合さんの写真集を見るようになってから猫の撮影に対する感覚が変わりました。
・猫を入れてその島や土地を切り取る
・猫の表情を写す
・躍動感ある猫の姿を写す
・季節感ある猫の写真を撮る
・自分が気に入っている猫のパーツを強調してみる
などなど。

撮ってみたいテーマがどんどん出てきます。
で、チャレンジするのですが、まったく思うようにいきません。

ただ、そんな中でいくつか気づいた猫撮影のポイントがありますので、ここでご紹介してみたいと思います。

まずは動いている猫撮影編。
遊びに夢中になったり、おっかけあいっこをしたり・・・。躍動感のある猫の写真はいいですよね。

そんなシーンを期待して猫島に行ったりするのですが、なかなかうまくとれないですよね。シャッターチャンスそのものが希少ということもありますが、いざチャンスが来た時に対応できなくてはいけません。

ポイント1:動く猫にはISOを頻繁に調整で対応

外の天気は刻々と変化します。また、猫はよく動くので動く場所によって光の条件は常に変化し続けています。

そんな中で必要なことは、頻繁にISO感度を調整しながら常にある程度のシャッタースピードで撮影できるようにしておくこと、です。

晴天下で背景をややぼかし気味に・・・絞り優先でF8程度。ISO感度は200から400の間くらいだと動いている猫をピタッと止められるシャッタースピード

曇りで背景をややぼかし気味に・・・絞り優先でF8程度。ISO感度を800前後に調整し、シャッタースピードを確保しておく

夕方の路地、Fを開放してもシャッタースピードが遅い・・・ISO感度を1600などあげながらシャッタースピードを調整する

という具合です。天気の状況や写す場所の光の量を常に意識しながら、調整を繰り返す必要があります。

ポイント2:連写にはSDカードの性能も大切

意外と忘れられがちなのですが、カメラの連写機能を使う上で重要なのはSDカードの性能です。

SDカードは価格だけで選ぶと書き込みスピードがやたらと遅いものもあります。書き込みスピードが遅いと、連写の途中でカメラが待ち状態になってしまったりしてシャッターチャンスを逃してしまうことにつながります。

遅いか早いかは、SDカードの 95MB/s と書かれた部分でわかります。これは1秒あたりどれだけのデータ量のやりとりができるかという数値を現しています。

2017年2月現在で市販のSDカードで最も早い部類が下の95MB/sあたりです。安いSDカードでは40MB/sや30MB/s程度のものもあるので注意しましょう。40MB/sで撮影ができないというわけではなく、連写機能などを使いたい場合に明らかな違いが出るということです。一枚一枚ゆっくりと撮る場合には40MB/sでももちろん大丈夫です。

ただ、数千円の違いですので、SDカードは思い切って最初から良いものを購入しておきましょう!

ポイント3:ピントと露出調整を分離設定

カメラ側のセッティングでやっておきたいことがあります。
ピントと露出調整のボタンを別々にしておくことです。

通常、何も設定変更をしていなければ、ピントと露出調整は一つのボタンで同時に行われます。

シャッターボタン半押しでピントを合わせる→このタイミングで露出も決定する→露出を変更したい→ピント合わせも含めて全部やりなおし

例えば、僕の使っているオリンパスのEM1やEM5では、ピントと露出調整を別々のボタンに割り当てることができるのです。他のメーカーのカメラでも機能が付いていると思いますので説明書をチェックしてみてください。慣れるまで少し戸惑いますが、慣れてしまうととても便利です。

※写真を撮っていて気づいたことなど、また追加してみたいと思います。

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