2021年、話題のカメラのお話

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あっという間に2022年。今年もよろしくお願いします。今日は久しぶりにカメラなど機材のお話などをしてみたいと思います。

sonyのα1


2021年最初にインパクトがあったのは何と言ってもソニーのα1でした(2021年3月発売)。ソニーαシリーズのフラッグシップ機として登場ということで、秒間30コマの連写性能に5,010万という高画素を搭載。ローリングシャッター歪みやAF精度もα9を超えるという超優れものでした。

α9ユーザーの僕がα1を羨ましいと思ったポイントは以下の点です。

・電源オン時の起動が早い

α9は電源オン時の起動がかなり遅いです。

・スイッチ類の押し心地が向上している点、露出ダイヤルにロック機能が追加されている点

スイッチ類はα9Ⅱからかなり進化しています。α9は露出ダイヤルが勝手に回ってしまうことが多く、かなり泣かされています。

・電子シャッターでもフリッカー対応機能追加、メカシャッターは1/400秒のフラッシュ同調にも対応

α9にはそもそもフリッカー対応機能がありません。室内での撮影時には、試し撮りを数枚してから色々設定変えて撮影に入らなくてはいけません。

AFの性能も少々羨ましいとは思いましたがα9でもかなり満足いしていますので、微妙。秒間30コマに関しては今のところは僕には不要なスペック。ローリングシャッター歪みは少ないに越したことはないけれど、α9で困るような現象が起こったこともないし。α1のお値段は90万円超え。僕の場合は、上の3点のためにα9から乗り換えようという判断には至りませんでした。

キャノンEOS R3


2021年の4月に開発発表が出て発売が11月というR3。キャノンのフラッグシップ機には1がつくのでR3はフラッグシップではないようですが、秒間30コマ連写性能(ブラックアウトフリー)、電子シャッターによるローリング歪みも少なく視線入力AF(瞳の動きを検知してオートフォーカスするという機能)にも対応。画素数こそ2,410万と控えめですが、α1を超える勢いの高機能機です。
僕がR3で羨ましいと思ったポイントは以下の点です。

・電源オンの起動が早い。操作がキビキビとしている。

キャノンとニコンは電源オン時の起動の速さと操作時の動きの良さはソニーに優っていると思います。

・デュアルピクセルCMOS AFによる迅速で正確なAF

ソニーとどれほどの差があるかは分かりませんが、理論的にはキャノンのデュアルピクセルCMOSのAFはソニーやニコンよりも早く正確な気がします。ただ、AFのスピードというのはカメラの機能だけでなく、レンズの性能など他の要因にもかなり左右されますので何とも言えませんが。

・視線入力AF

これは試したことがないのですが、スピードが早いのであれば動物撮影にはかなり役立つような気がします。

R3はソニーよりも安い80万円弱の価格でしたので人気もかなり出たようですが、本体が常に品薄状態で入手困難とのこと。また、レンズに関しても一部入手困難だったり、半導体不足が影響しているようです。

ニコンのZ9


2021年を締めくくったのがニコンのZ9。これはニコンミラーレスのフラッグシップ機で12月24日に発売されました。
メカシャッターが搭載されておらず電子シャッターのみという仕様には驚きました。画素数4,571万、秒間20コマの連写(11MPのJPEGなら120コマ)、動画も8K対応、ローリングシャッター歪みも極力抑えたというもの。価格は70万円を切ってますので3メーカーの中で最も安い設定となっています。

羨ましいと思ったポイントは以下の点です。

・縦横4軸チルト式画像モニターの採用

これだけでソニーからニコンに戻ろうかと思ったくらい羨ましいです。縦にも横にも液晶モニターが90度動くのです。僕はカメラで動画を撮ることはめったにありませんからバリアングルモニターよりチルト派です。ただ、チルトの場合縦で撮る時にモニターを動かせないという弱点があったのを見事に克服しています。ソニーのα9Ⅲ(出て欲しい)ではぜひ採用してほしいものです。

・電源オンの起動の早さ、操作がキビキビとしている。

キャノンと同様、ニコンもこのあたりはさすがです。

・堅牢そうなボディ

落としても壊れなさそうなボディがちょっぴり羨ましいです。ただ、実際には軽量のソニーの方が持ち運びには便利だったりしますが。

もうしばらくはα9でいいかという結論


結局2021年の3機種はすべて見送りした僕ですが、その理由はα9に満足しているからです。不満点はありますが、それを上回る満足を与えてくれてますのでもうしばらくはα9で頑張ります。

ちなみにニコンのD500もまだ手元に持っていたりします。たまに使うと一眼レフもいい味出してくれるんですよね。200-500の望遠でも購入して鳥専用に使ってみようかなと色々想像して楽しんでいるこの頃です。

2022年は、おそらく以下のようなことが起きるのではないでしょうか。

・キャノンがR1(フラッグシップ)を発表するのでは?

・ソニーがα1Ⅱやα9Ⅲを発表するのでは?

・ニコンがZ7やZ6の新型を出してくるのでは?(個人的にはD500の後継機が出ないか興味津々)

スマホに押され気味のカメラ市場ですが、ぜひ頑張ってほしいと思います!

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