α7ⅢのISO感度はどこまで上げられるか!?

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以前オリンパスのE-M1 mark2で実験した時にはISO1600くらいまでが限界かなと思いましたが、画素数が多いフルサイズではさらに高感度耐性が強いはず。α7Ⅲはどの程度までISOを上げて撮影できるのか、実際に撮り比べてみました。

ISO25600でも用途によっては充分使える

結論から言いますと、ISO25600まであげても充分に鑑賞に耐えるレベルではないかと思います。下の写真をご覧ください。絞りF4でISOを変えて撮影してみたものです。カメラはα7Ⅲ。

ぬいぐるみの質感はどのISOでもほとんど同じように見えます。注意深くみるとISO6400までの画像と12800とでやや変化が見られるような気がしないでもないですが、パッと見た感じでは分かりにくいレベルかと。おそるべしフルサイズ!

さらに感度をあげたISO32000、40000、51200の画像がこちら。

どれもプリントせずInstagramやfacebookで使う分にはまったく問題ないと言えるレベルです。

実際に猫写真で確認

本当にISOをそんなにあげて猫写真が鑑賞に耐えうるのか、実際に撮影をしてみました。まずはISO12800から。F4.0でシャッタースピード1/500です。

お次はISO25600で少々アップ気味に。F4.0、シャッタースピード1/640。

このWebの写真で見る限りは、毛の質感など保たれているように見えますね。

最後はISO32000。F4.0、シャッタースピード1/160。

シャッタースピードによるブレが生じていますが、写真としては一応鑑賞できるレベルではないかと思います。ただ、よくみると背景部分やピントが合っていない箇所の質感が粗いような気もしますが。

ISO6400までは余裕、ISO25600でもウェブで公開するならOK

冒頭で断言した通り、特に拡大して使うわけでなくInstagramやfacebookなどで使うだけの目的でしたらISO25600を使っても問題はないと思います。
ただ、画像を拡大すると当たり前ですがISOが上がるごとに画質は劣化していきます。特にISO10000を超えたあたりからは拡大すると劣化がわかるレベルになってきます。紙に大きく出力したい場合や質感にこだわった作品を残したい場合にはISO6400くらいまでがオススメです。

やはり画素数があるフルサイズが高感度耐性に優れているというのは本当なんですね。部屋撮りや露出が少ない場合にはあまり悩まずISOを思い切って調整しても良さそうですね。