これは僕が考えた言葉です。
よく「才能がある」とか言いますが、才能というのは一体なんなのかを考えたことがあります。国語辞典では「物事を巧みになしうる生まれつきの能力」と定義されています。
子供にこのことを説明する時に、どうしても抵抗がありました。
なので違う解釈をずっと考えていました。で、行き着いたのがこの解釈です。
才能があるから・・・
国語辞典の定義にはいささか疑問があります。生まれつきの能力の差というのはあまり無いのではないかと思うからです。
むしろ生まれて以降に能力の差は大きく開くのであって、その能力の差から
物事を巧みになしうることができる人とできない人に分かれていくような気がしているのです。
前者を才能がある、といい、後者を凡人といいます。
では改めて才能があるというのはどういう意味なのか。
物事を巧みになしうるためには、その物事に誰よりも長く触れている必要があります。
それがスポーツなら練習の量になりますし、勉強なら勉強の量と質になります。
これらをただひたすらにこなすことができる忍耐をもった人が才能がある人なのでしょうか?
僕はそうは思えません。
スポーツでも勉強でも、芸術でも、それに取り組むことが苦にならない人こそが膨大な時間それに触れ続けることができるのではないかと思うのです。
好きこそものの・・・
好きこそものの上手なれ、といいます。
まさにこれこそが、長い時間その物事に取り組み続けることができる唯一の鍵なんではないかと思うのです。
そうすると、才能というのは生まれ持った能力ではなく
物事を好きになれる能力のこと、といっても間違いではないはずです。