みなさんは動物愛護センターという施設をご存知でしょうか。昔は「保健所」と呼ばれていました。今ではほどんど見なくなりましたが、野良犬の収容や狂犬病予防の対策、猫の引き取りや譲渡などを行っているところです。
時々SNSなどで「余命あと3日、この子の命を・・・」みたいな書き込みがあり気になっていました。近くにある兵庫県動物愛護センターに足を運んで猫の保護について詳しく聞いてきました。
愛護センターの動物保護
愛護センターは行政が運営する施設ですので、全国どの都道府県にも存在します。僕の住んでいる兵庫県には、10ほどの施設がありますが、今回訪問したのは兵庫県動物愛護センター(尼崎市西昆陽4丁目1−1)です。他のセンターの場所を確認したい方は、こちらでどうぞ。
この愛護センターにははじめて行きましたが、とてもキレイな施設でした。
駐車場も十分なスペースがあり、休日に子供を連れて行って遊べそうな雰囲気です。
かなり広い。
公園のような簡単な遊び場があります。
ベンチに早速猫!じゃなかった・・・。
さて、早速取材。
県によってもその方法は異なるみたいですが、兵庫県の場合、
1、野良猫や野犬
2、飼育放棄された犬・猫
を保護し、病気を持っていたり、凶暴で人間と共存が困難と判断した場合に殺処分になる可能性があるとのことでした。
それ以外の犬・猫は譲渡対象となり、引き取ってくれる先を探すことになります。
もし譲渡先が見つからない場合でも殺処分にはならず、センターで飼育を継続してくれるとのことでした。
その話を聞いて少し安心した反面、やはり殺処分そのものは今も実施されている事実に重たい気持ちになりました。
殺処分を行う施設を責める前に、問題にすべきは飼育放棄する人たちの存在ではないかと思うのです。
・なついてくれない
・身体に問題がある、病気をもっている
・経済的に飼育継続が難しい
・高齢のために飼育が難しい
などなど。
このような理由で飼育放棄に至ることがあるとのこと。
愛護センターでは、こうした人たちに殺処分の可能性があることもきちんと説明した上で引き取りを行うらしいのです。
つまり、飼育放棄する人がなくなれば殺処分は相当減るはず、ということになります。
もし、今飼育でなんらかの問題を抱えていてセンターに愛犬・愛猫を持ち込もうとしている方がいらっしゃったらセンターに行く前に、以下のような方法を試してみてはいかがでしょうか。
・町の掲示板などで譲渡を呼びかけてみる
・オークションサイトなどでも呼びかけてみる
・facebookなどSNSで呼びかけてみる
・どうしてもダメな場合は、愛護センターに相談し譲渡対象として扱ってもらえるなら引き渡す
(譲渡対象にならない場合は、再度引き取る)
・もう一度接し方などを変えて飼育を継続する
SNSやfacebookに掲載する猫をうまく撮影するためのご参考は、以下の記事で!
猫をうまく撮影するためのポイント(撮影方法)
猫をうまく撮影するためのポイント(カメラの使い方)
愛護センターの犬・猫の確認やふれあい
動物を引き取りたい方は、ふれあい館というところで「動物とのふれあい」という面会のタイミングがあります。
例えば、兵庫県動物愛護センターでは年末年始と月曜日の休館以外、10:30〜11:30、13:30〜14:30に譲渡対象の犬・猫と面会ができます。
先日行った時は3匹の子猫とのふれあいがありました。
あまりのかわいさに我が家に連れて帰ってしまうところでした。
ちなみにすでに猫を飼っている場合にはいくつかの条件があるみたいです。詳しくは現地でご確認を。
子猫だけでなく、ある程度大きなのもいました。
どの猫も毛並みや肉付きがよく、快適に暮らせているようでした。
ねこ、犬をペットにしたいとお考えの方は、一度行ってみてください。猫や犬との接し方を教えてくれたり、とてもよい体験ができます!
猫が生き生きと暮らしている猫島の記事もあわせてご覧ください。
猫島特集一覧